珈琲豆専売VSサイドメニューバリエーション

その1

 大手チェーン店といえば、高品質でリーズナブルな珈琲はもちろんですが、なんといってもサンドイッチやスイーツなどのサイドメニューの充実度です。

 もちろん、自家焙煎珈琲店も用意はありますが、それよりも自家焙煎珈琲店が充実させているのは珈琲豆の専売です。自家焙煎珈琲店の特徴を見ていきましょう。

取り扱う珈琲豆のバリエーション

 様々な産地の珈琲豆、例えば酸味系からどっしり系・カフェインレス珈琲豆やオーガニックの珈琲豆まで、どんどん多様化する消費者のニーズに応えられるだけのバリエーションを充実させています。お客様から特に人気の高かった過去の銘柄を再入荷するなど、なかなか大手チェーンでは店舗ごとに対応できないような柔軟さも持ちます。

 また専門店ならではの高品質な珈琲豆や、稀少な珈琲豆を購入できるのもポイントでしょう。自家焙煎店は数ある珈琲生豆の商社から、本当に美味しいと思った珈琲豆のみを厳選して仕入れています。人気のなかった銘柄は再入荷しないので、お客様より支持を得た選りすぐりの珈琲豆のみが店頭に並べられることになります。そしてそのうち「えっ、こんなところで珈琲豆って採れるの!?」というような衝撃を受ける珍品にお目にかかれることも。

 例えば、世界遺産ガラパゴス諸島でわずかに採れる稀少な珈琲豆や、かのナポレオンが幽閉されていたセントヘレナ島でとれる幻の珈琲豆、そしてジャコウネコという動物のフンから採れる超珍品「コピ・ルワック(ウンチコーヒー)」など、世界には数えきれないほどの個性あふれる珈琲豆が存在しています。ものによっては当然値の張る稀少な銘柄もあるでしょうが、そこはバランスよくリーズナブルな価格の珈琲豆も並べてくれているでしょう。

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