自家焙煎店の珈琲豆が美味しい理由はいくつかあります。その最大の理由が「焼きたてである」ということと、「手間暇を惜しまず作り上げている」ということです。
珈琲豆の焼きたての目安は?
珈琲豆の「焼きたて」の期間ですが、これは長く見積もって3日以内くらいが目安でしょう。 珈琲豆が香味のピークに達するのが焙煎から4日前後で、10日くらいまでは遜色なく美味しくお召し上がりいただけるかと思います。そこから1か月くらいまで、香味が緩やかに降下して行くイメージです。
それ以降はふんわりと立ち上がる珈琲特有の香りは控えめに、やや重たい印象になります。「基調となっているフレーバーはしっかりと感じるのに、ふんわり立ちあがらない」といった感じでしょうか。
そして購入した珈琲豆を美味しく消費できるのは、焙煎からおおよそ一か月くらいが大方の専門店・愛飲者の意見です。
珈琲豆のバリエーション
ハンドドリップ時にお湯を加えて、モコモコと膨らむ映像や写真を見たことがあるかと思いますが、この膨らみやすさは珈琲豆の焙煎度合いによりやや変化します。
珈琲豆は焙煎度合いによって「浅煎り」「中煎り」「深煎り」と大きく3段階に分けることが出来ます。これは珈琲豆に熱を加える時間、簡単に言えば「どのくらい焼きこむか」ということです。国際基準では「ライトロースト」から「イタリアンロースト」まで8段階で細かく表記しますが、焙煎士はそこから更に細分化し50段階にも60段階にも焼き分けています。
ちなみにこの「モコモコ泡」は、珈琲豆の芯までしっかりと熱を加えて焼き上げられたものの方が水分もしっかり抜けきるので長持ちします。これは焙煎度合いとは別の焼き上げるまでの時間や工程によるものです。